この記事にはプロモーションが含まれています。

血圧が高いと言われたら何をする?現役管理栄養士が知ってほしい基本知識

高血圧



健康診断で血圧を指摘された。
上の血圧が140を超えていた。

40〜50代になると、そんな経験をする方が増えてきます。

「塩分を減らすべき?」「運動しなきゃ?」「病院に行った方がいい?」

頭では何かしなきゃと思いながら、何から手をつければいいかわからない。そんなモヤモヤを抱えたまま、気づけば健診から数ヶ月が経っていた……という方も少なくないのではないでしょうか。

現役管理栄養士の私にも、高血圧治療中の父がいます。

父に最初に伝えたのは、難しい食事制限でも運動の話でもありませんでした。
まずは「自分の体で何が起きているのか」を知ること。それだけでした。

難しいことは、そのあとでいい。


なぜ血圧は高くなるの?仕組みを3つで整理

血圧とは「血液が血管の壁を押す力」のことです。この力が慢性的に強くなっている状態が、高血圧です。

血圧が上がる理由は、大きく3つに整理できます。

① 血液の「量」が増える(塩分の摂りすぎ)
塩分を摂りすぎると、体は濃度を薄めようとして水分を溜め込みます。結果として血液の量が増え、血管にかかる圧力が高くなります。

② 心臓の「パワー」が必要になる(内臓脂肪)
体格が大きくなると、全身へ血液を届けるために心臓がより強く押し出す必要があります。その分、血管への負担も大きくなります。

③ 血管の「道」が狭くなる(ストレス・睡眠不足)
疲れや寝不足は自律神経を乱し、血管をキュッと収縮させます。通り道が狭くなれば、同じ量の血液を流すのにも大きな圧力が必要になります。

ホースに例えると、水をどっと増やして、ポンプの力を上げて、さらにホースの口をギュッと絞っている状態です。この「パンパンに張った状態」が24時間続くのが、高血圧が血管に与えるダメージです。


実は「塩分だけ」じゃない、見落とされがちな要因

血圧と聞くと「塩分」がすぐ頭に浮かぶ方が多いと思います。もちろん塩分は大切な要因のひとつ。でも、それだけではありません。

特に40〜60代の方に知っておいてほしいのが、次の3つのつながりです。

内臓脂肪
脂肪細胞からは血圧を上げる物質が分泌されます。さらに、体格が大きくなると心臓への負担も増します。体重管理が血圧にも直結している理由がここにあります。

加齢による血管の変化
年齢とともに血管は少しずつ硬くなります。柔軟性が失われると、血液が流れるたびにかかる圧力が上がりやすくなります。「年のせいだから仕方ない」ではなく、だからこそケアが必要、という理解が大切です。

睡眠不足
夜間は血管が休む時間帯です。睡眠が十分でないと、血管が緊張したまま翌朝を迎えることになります。食事や運動と同じくらい、睡眠は血圧管理の大事な柱です。


最初にすることは「難しい対策」じゃなくていい

高血圧の対策と聞くと、「あれもダメ、これも禁止」と身構えてしまう方がいます。でも、最初から100点満点を目指す必要はないんです。

まず「なぜ高くなるのか」を納得すること

仕組みを知ると、「今日は野菜を増やしてみようかな」「早く寝て血管を休ませよう」と、自分なりに考えて動けるようになります。義務感ではなく、納得感から始める。これが長続きするコツです。

「普段の数値」を把握すること

病院での血圧は、緊張や環境の影響を受けることがあります。できれば、リラックスした状態で測る「家庭血圧」もあわせて把握しましょう。病院の数値と家庭の数値、両方を知ることで、自分の体の「今」が見えてきます。

私の父も、仕組みを知ることで少しずつ自分で選んで動けるようになっていきました。

完璧じゃなくていい。まずは自分の体の「今」に興味を持つことが、健やかな毎日への一番の近道だと思っています。

コメント